覚え書き
 テコンドー精神
禮義(れいぎ)  目上の人を敬い、人の行う禮の道
廉恥(れんち)  心が清らかで、恥を知る心のあること
忍耐(にんたい)  堪え忍ぶこと。苦しくてもじっと我慢できる強い精神
克己(こっき)  己に勝つこと。自分と欲望に打ち勝つ精神
百折不屈
(ひゃくせつふくつ)
 幾度挫折しそうになっても決して屈しない精神


 型名と由来
天地
(チョンジ)
 東洋において「天地」は、世界の創造あるいは人類の歴史の始まりと解釈されているため、最初に学ぶ型に名づけられた。
檀君
(タングン)
 紀元前2333年に朝鮮を建国したと伝説上いわれている始祖・檀君(タングン)の名にちなんだ。
島山
(トサン)
 日本による植民地支配の時代、その全生涯を朝鮮の教育の向上と独立運動に捧げた、安昌浩(アンチャンホ)の雅号。*1
元曉
(ウォニョ)
 西暦686年新羅の王朝に仏教を初めて伝えた高僧、元曉(ウォニョ)の名にちなんだ。
栗谷
(ユルゴク)
 李退渓(リ・テゲ)とともに朝鮮儒学の双璧を成す大儒学者、李珥(リ・イ)のこと。東方の聖人とも呼ばれた彼の字(あざな)である。*2
重根
(チュングン)
 朝鮮独立のために闘った民族の英雄、安重根(アン・チュングン)の名にちなんだ。のちに彼は伊藤博文を暗殺し、処刑された。
退渓
(テェゲ)
 朝鮮儒学の最高峰である李滉(リ・ファン)のこと。李退渓は、彼を尊敬の念をこめて呼ぶ際の別名、字である。*2
花郎
(ファラン)
 新羅王朝時代の、青年貴族の軍団で三国統合の原動力のひとつとなった花朗徒(ファランド)の名にちなんだ。
忠武
(チュンム)
 豊臣秀吉の侵略軍を粉砕した李朝の海軍提督、李舜臣(リ・スンシン)将軍の諡号(しごう)。*3
廣開
(クワンゲ)
 高句麗王朝最強の王、廣開土王(クワンゲトワン)の名にちなんだ。
圃隠
(ポウン)
 高麗末期の有名な詩人でもある文臣、鄭夢周(チョン・モンジュ)の雅号。*1
階伯
(ケベク)
 百済王朝末期の悲劇の将軍、階伯(ケベク)の名にちなんだ。
義菴
(ウィアム)
 1919年の三一独立運動に際し、独立宣言文に署名した33名の民族代表の筆頭者のひとり、孫秉煕(ソン・ビョンヒ)の雅号。*1
忠壮
(チュンジャン)
 15世紀李王朝時代、日本の侵略に決起した非運の義兵隊長、金徳齢(キム・ドンリョン)の雅号。*1
主体
(チュチェ)
 テコンドーでいう克己は、まず自らの主体(チュチェ)を確立することだ。演武線は、朝鮮民族の主体を象徴する白頭山をイメージしている。
三一
(サミル)
 1919年3月1日に、ソウル・パゴダ公園での独立宣言をきっかけに朝鮮全土を揺るがせた三一独立運動の歴史的な日付を示している。
庚信
(ユシン)
 高句麗、百済、新羅の三国時代に終止符を打った新羅の大将軍、金庚信(キム・ユシン)将軍の名にちなんだ。
崔瑩
(チェヨン)
 高麗王朝末期の武人政治家、チェ・ヨン将軍の名にちなんだ。
淵蓋
(ヨンゲ)
 高句麗末期の勇猛な将軍、淵蓋蘇文(ヨンゲ・ソムン)の名にちなんだ。
乙支
(ウルチ)
 612年に隋の煬帝に率いられた約百万の隋軍の侵入に対して、高句麗の防衛を果たした乙支文徳将軍(ウルチ・ムンドク)の名にちなんだ。
文武
(ムンム)
 高句麗、百済、新羅の三国を統合した第30代新羅王文武(ムン・ム)を称えて名づけられた。
西山
(ソサン)
 豊臣秀吉の朝鮮侵略に抗して僧侶義兵軍を組織した、李王朝時代の高僧、チェ・ヒョヌンの雅号。*1
世宗
(セジョン)
 1443年にハングルを編み出すなど、史上最も偉大な王として有名な、世宗(セジョン)の名にちなんだ。
統一
(トンイル)
 1945年以来分断されている南北朝鮮の統一の決意をあらわしている。
*1.雅号  文筆家・画家・学者などが、本名以外につける風雅な名。
*2.字  人名の一要素で、通称的なもの。
 三国志で有名な「諸葛亮孔明」を例に挙げると、姓が「諸葛」、名が「亮」、字が「孔明」となる。
*3.諡号  主に帝王・相国などの貴人の死後に奉る、生前の事績への評価に基づく名のことである。


 数
読み 用例・備考
数字として
(いち、に…)
数え方
(1つ、2つ…)
イル※ ハナ イルボ・ヤッソ・マッソギ 
= 一歩約束組手  
イー※ トゥル イーボ・ヤッソ・マッソギ 
= 二歩約束組手  
サム(サン)※ セッ サンボ・ヤッソ・マッソギ 
= 三歩約束組手  
サー※ ネッ サージュチルギ = 四方突き
  サージュマッキ = 四方受け
オー タソッ
ユクッ ヨソッ
チル イルゴ
パル ヨドル
グー アホ
10 シプッ ヨル


 全般
読み 意味 用例・備考
キボン 基本 キボン・チャギ = 基本蹴り
キョンネ
クマン 止め クマン、パロウ、シオ = 止め、直れ、休め
シオ 休め
シジャク 始め
ソロ 互い
チャユ 自由 半自由 = パンチャユ
チャリョ 気をつけ
チュンビ 準備
チョンミョン 正面
トゥル
パロウ 直れ・戻れ クマン、シオの行を参照
ボ・ポ 歩(一歩、二歩等)
ホシンスル 護身術 ホシン(= 護身)・スル(= 術)
マッソギ 組手 約束組手 = ヤッソ・マッソギ
ヤッソ 約束

意味 読み
師聖 サソン
師賢 サヒョン
師範 サボン
副師範 プサボン


 動作
読み 意味 用例・備考
アンジャ 座る
アヌロ 内側へ・外回転 ソンカル・アヌロ・テリギ
 = 手刀で外から内へ(相手の首を)叩く動作
ウーロ 右へ・右回り サージュチルギ、サージュマッキの動作方向
オプン 伏せた オプン・ソンク・トゥルキ
 = 伏せた貫き手での貫き(突き)動作
ティジブン・ソンク・トゥルキ
(テェゲ・トゥル等)
 = オプン・ソンクとは逆に、掌を返した貫き手
   (※ティジブン = 逆の・裏返した)
オルリギ 蹴り上げ・振り上げ
オルリョ 上げる ソンパダ・オルリョ・マッキ
 = 掌を上に向け、下から上げる受け動作
コロ 引っ掛けて コロ・チャギ = 掛け蹴り
チルギ 突き
チャーロ 左へ・左回り サージュチルギ、サージュマッキの動作方向
チャギ 蹴り
ティミョ 跳びながら
テリギ 叩く ソンカル・ヨプ・テリギ = 手刀で横を叩く動作
トゥルキ 貫き(突き)動作 オプンの行を参照
トラ 回る
トラソ 踏み換え
トルリョ
トルリミョ
回しながら トルリミョ・マッキ
 = 腕を回しながら下段の前蹴りを払う動作
ヌルロ 押さえて
ネリョ 下げ・下ろし
ノピ 高く ノピ・チャギ = 飛び上がって頭上への蹴り
ノモ 超えて ノモ・チャギ = 障害物等を飛び越えての蹴り
パクロ 外側へ・内回転
パロ 正(順)
パンデ 逆(順)
ピハギ 避ける
プシギ 壊す・砕く アプチャプシギ = 前蹴り
ヘチョ 分ける ヘチョ・マッキ
= 基本蹴り(前・回し)の蹴り終わりでの動作等
マッキ 受け
ミロ 押して
モア 集める モア・チュンビ・ソギA(ウォニョ・トゥル等)


 部位
読み 意味 用例・備考
ソン ソンカル     = 手刀
ソンソンクッ = 貫き手(※ソンク = 指先)
ソンパダ     = 掌
ソンモク 手首
チュモク アプチュモク   = 正拳
トゥンジュモク = 裏拳(※トゥン = 背面・裏面)
パルク ウィッ(※ = 上へ)・パルク・テリギ
= 下方から上方に向けて肘打ち(ユルゴク・トゥル等)
パルモク 前腕 パカ・パルモ・ナジュンデ・パロ・マッキ
 = 前腕外側(手の甲を上に向け小指側)での下段受け
アン・パルモ・カウンデ・ヨン・マッキ
 = 前腕内側(手の甲を上に向け親指側)での中断横受け
クンチ 足底(足の裏) アプ・クンチ   = 前足底
ティッ・クンチ = 踵
パル パルカル = 足刀
ムル


 位置・方向
読み 意味 用例・備考
アプ・アン
ウィ 上へ パルクの行を参照
ウェン
オルン
オンモン 前身 身体が真正面を向いた状態
カウンデ 中段
クジャリ その場
ティ クンチの行を参照
ナジュンデ 下段
ノプンデ 上段
パンモン 半身 オンモンとヨンモンの中間の状態
ヨプ・ヨッ
ヨンモン 横身 身体が真横を向いた状態


 試合・審査
読み 意味 用例・備考
ウィリョク 威力 競技種目の一つ。
指定された手技・足技で木板やプラスチック製ボードを割り、その枚数を競う。
カルリョ 別れ
カンチョム 減点
キョンゴ 警告
ケソク 継続
シガン 時間
スン 勝ち チョン、ホンの行を参照
チャンウェ 場外
チュウィ 注意
チョン チョン・スン = 青の勝ち
トゥッキ 特技 競技種目の一つ。
遠方や上方の木板やプラスチック製ボードを飛び蹴りで割り、その距離・高度を競う。
パンチク 反則
パンチョン 判定 『パンチョン・パッケ・スムニダ』
 = 『判定を示して下さい』  
ビギン 引き分け
ヒュシッ 休憩
ホン ホン・スン = 赤の勝ち


 人名
 ※型名の由来に登場する人名については<型名と由来>を御覧下さい


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